劇的改造ビフォーアフターから学ぶ教育法
本日のこれがごいすー
先日放送されたびふぉーあふたーがごいすーだったので記録ついでに記事にしちゃいます。
ごいすーポイントは以下の2つ。
- Wエンジンえとうさんがユンボの免許取得
- 高校生の三和土づくり
1つ目は、えとうさんが芸人なのに2日かけてユンボ(ショベルカーみたいなやつ)の免許を取っちゃったところです。いつも現場監督のユンボさばきを見て「かっこいいー」と思っていて、自分もやってみたいという気持ちと、ちょっとでも役に立てるのならという気持ちがえとうさんを動かしたそう。さらには番組内で現場の方の実地指導を受けつつ、いろいろな作業を手伝うことでどんどん技術を身につけています。そういうふうにメインの仕事をする中で、関係する仕事の知識や技術を身につける姿勢がごいすー。
2つ目は、依頼者のお孫さん(高校生)とその部活仲間がみんなで三和土を作ったところ。もうね、すごいパンパン叩くんですよ、タコっていう道具を使って、3時間近く。考えるだけでも萎えるんですが、それを文句1つこぼさず無心に続ける高校生たち。伝統的な手法を、実践的に体験し、しかもそれが人の役に立つ。ものすごい疲れたけど、昔の人はこんなにしんどい思いをして作業してたんだなとか、人の役に立つことができて嬉しいとか、将来こんな仕事をするのもありだなとか、そんなことを口にする。ごいすー。
要するに
職業教育って大事やなと思うのです。日本の伝統的な職業、洗練された技術などを承継していくためのものなんかは特に。あんな感じに興味を持ってもらうきっかけがあれば、承継者は引く手あまたになるんじゃないかなと、安直だけど。それが例えばえとうさんのように既に本職を持っている人なら、本職の範疇で接する機会のあるもの。高校生であればフィールドワーク。それも実際に困っている人を助けるためのもので、なおかつグループで協同的に行えるものならなおよし。そんなふうに関わって、興味を持ってもらって、おっさんも子どもも衝動に駆られて貪欲に知識や技術を習得しにかかる。そんな風景が増えると素敵ですね。
別の視点
職業教育っていうと最近よく耳にするのはドイツの教育です。この国の職業教育は最先端を走っており、日本はドイツに習うべきだなんてこともよく聞くんですが、下の記事のような問題もあるようで・・
ドイツの義務教育制度、その深刻な問題とは? - Excite Bit コネタ(1/2)
まあ10歳で決めちゃうのは極端なのかなとは思うけど、個人的に基幹学校の価値をもっと押し出していいんじゃないかと。だって、いくら偉い人が国を動かすだとか言っても、その偉い人も農家が作るコメを食べて、工事業者が舗装した道路を渡らないと生活できないじゃないですか。サービス業、とりわけソフトウェア産業が増えていく世の中で、アナログな、ロハスな部分を大事にする人間はおしゃれだなと僕は思うし、「何より働いている人はみんなかっこいい!」という某ウェブ漫画の主人公のセリフがずっと頭から離れないので、座右の銘にしようかなと思うくらいで、全く悲観する必要はないよと思ってしまうのです。ただ、いまの自分のやっている仕事は全くかっこよくないと思ってしまうのですが、それについてはまた別の機会に触れられたらなと。
最後に
別記事で似たような意見があって、だいぶ共感できたものがつい最近あったのでそちらも。ほんこれです。