tokuou's blog

思いついたら鮮度を失う前にここに打つ

だいばーしてぃ

グーグル人事部上級副社長ラズロ・ボック氏曰く、社員にもっとも必要としないのは「専門性」だとのこと。多少色はつけているだろうが、要するに知的好奇心からくる発想の転換力のほうが、専門性からくる決まった答えよりも価値があるということのようだ。学歴を重視せず、多様な人間を雇用し、活躍の場を与えるといった光景は、今後ますます増えていくと思う。今回はそんな社会に適合するために自分がどこに向かうべきかを考えてみる。


自分の色

話のレベルが一気に落ちるけど、今日個人参加型のフットサル(以下個サル。説明略)に行ってきた。仕事とはまた異なるが、個サルにいくといつも色んなプレースタイルの人間に出会う。ゴリゴリで猪突猛進なひと。全体をよく見て潤滑油になるひと。奇抜な、だれも予想だにしないプレーをするひと。それぞれ質の大小はあれど、そうやって色んなスタイルの5人がチームになって起こす化学反応を毎回異なる人間と体感できるのが個サルの醍醐味だと僕は思う。ちなみに自分のスタイルは潤滑油とまでは言わないが、全体をよく見てだれも予想だにしないプレーをしたがる、2番目と3番目の混合種みたいなものだと捉えている。

個サルに行くと毎回、とにかく周りを驚かせたい、意表を突きたいと試行錯誤をする。全体の位置関係を見て、普通なら蹴らないところに普通なら蹴らないタイミングで蹴る。それで「おぉ!」だの言ってもらえるとそれは自分にとって自信に繋がる。「自分のスタイルはこれでいいんだ」と思わせてくれる。なので仕事でうまくいかなくなったときなどは、個サルはある種自己啓発ツールになる。

変化を求める

これを仕事に置き換えたとき、仕事上の自分のプレースタイルにもフットサルのときと共通したものがあると感じる。要は職場全体をよく見て、誰も気づかないところに着眼し、提案をしたいというものだ。いまの仕事は決まったことをやる傾向が強い為、なかなかそのスタイルを実践する機会も少ないが、自分色に変えられることを今か今かと待ち望んでいる。

ここでふと思うのは、特に今の仕事で強いんだけど、変化を恐れる嫌いがあるということだ。「今までこうしてきたから」「このやり方で間違ったことはない」こうした考え方が、冒頭に述べたボック氏の必要としない本質だと思う。僕は変えたい。変えたいから今までのやり方をよく見て、周りをよく見て、他のやり方を提案する。自分では「斜め上の発想」と呼んでいるんだけど、昇華させるだけじゃなくて、全く異なった成果だったり、全く異なったアプローチだったりも欲しい。それでもしその変化が失敗に終わったら、そのときにまた変えたらいい。変化のハードルはもっと低くていいと思う。

集約

まずは自分が声を出す。独りよがりな個性を出す。それじゃいけないと周りも自ずと声を出す。ひとりひとりが自分の色を出す。それらの色が集まって、カラフルになったり真っ黒になったりする。その発起人に僕はなりたいと思う。そういうポジションで仕事がしたいと思う。